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岩渕農園

岩渕農園 'the blessing of northland'

青森県津軽地方の平川市で自然本来のカタチでのりんご栽培に力を入れている岩渕農園の3代目。農園は祖父の時代から半世紀以上も続く、津軽地方でも古株のりんご農園になる。葉とらず栽培が始まって約20年近くたっているが、その方法に究極のりんごが作れる可能性を見出し日々研鑽を積んでいる。
平成23年には青森県りんご品評会の「葉とらずふじ部門」にて優賞を受賞。平成25年・26年と2年連続で優賞を受賞。若いながらもこだわりと熱心さでおいしいりんごを作り続けている。

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岩渕農園 三連覇 農家のあとつぎとして

 子供のころ手伝いに連れられて行ったりんご園は、岩渕さんにとって虫を探したりかけまわったりできる一番身近な遊び場でした。幼少時代、多くの時間を過ごしたりんご園の豊かな四季折々は、岩渕さんの原風景としてなくてはならないものになったのです。

そんな岩渕さんですが、若いころは農家の長男として育てられ後継ぎを強いられることに反発して都会へ出たことがあったそうです。ちょうどその時、『りんご台風』が青森県を直撃しりんご農家に大打撃を与えたことが大きく報道されたのですが、どこか他人事のように思えていたといいます。

 けれども久しぶりにりんご園に立った時、その土の匂いに、木々を揺らす風に、幼少時代を思い出し、父親以上のリンゴを作ろうと決心したといいます。

究極のりんご作りを日々追い求めて 苗から身をつけるまで

 津軽平野の南方、平川市は三方を山に囲まれており、北西に津軽富士と称される岩木山、東に映画でも知られる八甲田山系を眺望できます。また天気の良い日には世界自然遺産、白神山地の稜線を垣間見ることもできます。

 冬の大雪、開花時の低温、夏場の高温、収穫時期の長雨など、メリハリのある気候が特徴の津軽地方。りんご園での作業はこの天候との戦いでもあり、実際にお父さんについて始めたばかりの頃は両親の苦労が本当に身に染みたそうです。りんごの苗から実をつけるまで3 〜 5 年かかりますが、そのりんごの苗のように岩渕さんも3 代目園主として枝の形、実のなり方、葉っぱの付き方、木一本一本に特徴があるりんごのことを知ろうと必死で頑張ったそうです。

 営農して14 年、その努力は報われました。毎年開催されている青森県りんご品評会「葉とらずふじ部門」で優賞(青森県農林水産部長賞)を受賞しました( 平成23 年)。

三代で追い求めた味 りんごの作業

子供にりんごの絵を描かせたことがありますか?

形は個性があって千差万別ですが、どの子もみんな真っ赤に色を塗るのではないのでしょうか?その表面に「むら」や葉っぱの影をつける子がいるでしょうか?

 それは間違いではありません。消費者の多くは均一に赤く色づいたりんごをおいしいりんごと認知しています。そのためりんご農家は市場の評価のままに、それはそれはたくさんの人の手とたくさんの時間をかけているのです。もちろん評価は高く、最近では輸出もされています。

りんごを赤くするためにしていること よく働く小さな葉っぱ

 秋を迎え、実が赤くなる頃に行われるのが「葉摘み」と呼ばれる作業です。果実の周囲に繁る葉を摘むことで、果実全体に日光が当たるようになり果実の表面がむらなく赤く色付きますが、「葉とらず」の名前でわかるようにこの葉摘みを行わずにいわば自然の状態で果実を熟させるのが岩渕さんの「葉とらずりんご」です。

なぜ、葉を摘まずにりんごを育てるのか?それには深い理由があります。太陽のたっぷり浴びた葉が作りだす養分を十分に蓄えた葉とらずりんごは、それはもうびっくりするほどの美味しさなのです。りんごの表面に残る葉の影こそ、りんご本来が持つ美味しさのシンボルであることを、どこまでも豊かで芳醇な甘さの中にお伝えしたいのです。

岩渕農園がりんご栽培の中で最も大切にしていることの一つに葉っぱづくりがあります。葉とらずりんごの農地の中でも岩渕農園の葉は一回り小さいのですが、それは糖度をさらに上げるためのこだわりなのです。このよく働く小さな葉っぱが岩渕さんのみつ入りりんごを作り上げるのです。

葉っぱ一枚一枚からりんごに美味しさが伝わる 千本の木を剪定しなければ一人前になれない

 毎冬、腰くらいに積もる雪をかき分けて約2ha のりんご園の約1000 本もあるりんごの枝を丁寧に剪定していく のですが、その際に参考にするのが前年一年間の葉の様子と木の体調ともいえる樹勢。毎日作業しながら一枚一枚の 葉を観察し、その様子から樹勢を読み取り、それをもとに枝を剪定していくのです。それは言葉を話さないりんごの 木と岩渕さんとの言葉のない会話です。りんごの言葉を理解できるようになるまでにはやはり相当の経験が必要だっ たそうで、「千本の木を剪定しなければ一人前になれない」といわれるのはもっともなのかもしれません。

『りんご栽培の奥義』・・・実は、おいしいりんごを育てるために特に気を遣い、経験と技術を必要とするのが枝の剪定なのです。というのも通常栽培のように葉を摘まない代わりに葉っぱや実のつき方、樹勢がとても重要だからです。花のつく春、葉が繁る夏、果実が実る秋の姿を想像し、日当たりや風通しを考えて剪定します。このさじ加減一つで木は良くも悪くもなるのです。事実、岩渕さんの葉とらずりんごは「葉とらず」とは思えないほどきれいな色づきをしています。

 葉とらず栽培と通常栽培の葉っぱの量は一目瞭然。しかしながら葉っぱを摘まないだけがおいしさの秘密なのではありません。良い花芽の見極め方と養分の流れを理解することと、一本一本のりんごとの会話をしながらの剪定の技術と経験が大事なのです。

りんごの実る秋を創造して剪定 この人のりんごが食べたい!

 岩渕さんの農園では化学合成農薬の使用回数を青森県の慣行栽培基準の2/3 以下に抑えています。栽培期間が長いため、農薬削減がとくに難しいりんご。りんごは花のつく春から収穫まで病害虫の心配がつきません。一度病気や害虫が広まると、薬を使っても数年は木がもとに戻らないことも。

「それでも、安心して食べてもらえるおいしいりんごを届けたいんです」

 こうして手間をかけて育てた大事なりんごの収穫もまた気を使う作業。収穫時期の理想は、葉っぱが紅葉し始め(緑、黄)、着色したりんご(赤)とりんご園に三色の色が混在しているときで、系統ごとに異なるりんごのひとつひとつの色や触ったときにごつごつした感覚(いぼり)のあるものを選んで収穫します。この見極めもりんごとの会話ができる岩渕さんだからこそ。

消費者が店頭で入手できるりんごはいろいろな生産者の方のいろいろな熟期のものです。熟したらとてもおいしいりんごが、熟す前に販売されて市場から消えていったこともある中、消費者ができることは生産者でりんごを選ぶことなのです。

「食べておいしいりんごの赤色は黄色の混じった赤で、縞が入ったりんごのほうが味にブレが少なく、皮が薄くて歯ごたえが良く味の濃さが違うんですよ。そして究極のりんごは手に取ったときしっとり重く、触った感じがごつごつしています。」

手間をかけ経験を重ね、技術をあげることで生まれた岩渕さんの究極の『みつ入りの葉とらずサンふじ』をぜひお楽しみください。

この味を出すために一年かけてきました。
みつを入れるために

これは実際にあった質問です。

「みつ入りりんごにするために生産者たちが注射針でりんごに直接針を刺してみつを入れ込んでいるのですか?」

まるで嘘みたいな話ですが、何もわからない消費者にしてみれば本当に疑問なことかもしれません。
それははもちろん間違いで、実はどうしたらみつが入るのかかなりわかってきています。

りんご01

たくさんお日様にあたらせる

 

実は昔から葉っぱだけでなく実自体も太陽を浴びることによって糖度が上がることがわかっていました。けれども病害虫の防御から始まった有袋栽培を最近は均一な色づきが目的で行っているところも少なくなく、無袋栽培を始めた時は消費者にはもちろん生産者にもなかなか受け入れられなかったそうです。

りんご02

収穫をできるだけ遅らせる

 

葉っぱは養分を実に送るだけではなく霜や暑さから実を守る役目も果たし、より収穫を遅らせることが可能になります。ぎりぎりまで木上にあることでりんごは果肉内の余分な水分を外に出そうとします。そのとき気温が低くなるとりんごの実に水滴がつくようになり、これによって実から水分が出にくくなり結果的に蜜ができやすくなります。

りんご03

収穫まで葉っぱを残す

 

果実に充分栄養がゆき渡るように光合成をさせます。葉は工場の役割をしているからです。美味しさの秘密は、葉が陽の光をたくさん浴びて空気中の炭酸ガスで呼吸をし、りんごに養分(ソルビトール)を送ってこそ甘みが増し美味しくなるのです。しかも葉とらずりんごは糖度が高いだけでなくジューシーなのもの特徴で、 ナイフを入れると「パリッ」ととてもいい音がします。 果肉からあふれるジュースもたっぷりで美味しさの証です。

サンふじ サンふじとは

 ふじの栽培の時に袋をかけないで栽培したいわゆる「無袋」栽培ふじのこと。「サン」は太陽をいっぱいあびたという意味で「SUN(太陽)」から名づけられました。
 しかしながら太陽が当たる面は限られており、また徐々に赤くならせるために色味はかなり落ちます。むらもできます。しかもさらに葉とらずだと葉っぱの影ができるので余計にきれいな赤色とは言えないも のになります。けれども、「見た目より味」を選んだ岩渕さん、自慢の葉とらずサンふじをぜひお楽しみく ださい。

サンふじ
シナノゴールド シナノゴールドとは

 このりんごは味の変化が楽しめます。もぎたてをいただくと黄色いリンゴなのに、酸味が先に来て甘味を後から感じます。でも、日を置いて食べると印象がかなり変わります。どんどん甘くなって行きます。なので酸味があるのを食べたい方は届いたら早目に、甘みを求めるられるなら日を置いて食べるそんな二重の楽しみ方が出来るリンゴです。果肉が固めなのでパリパリの食感は残るので、日を置いて食べても食感が変わらないのも嬉しいポイントです。 実は人気も上昇で、リピートも多い品種となっていますよ!

シナノゴールド
紅玉 紅玉とは

 岩渕農園の紅玉は、もちろん生食でも構いませんが、玉に傷等が入っている場合が多いので 加工用としての提供となります。玉自体も小ぶりなので加工にはとても好適品といえます。 昔のリンゴを食べたい〜そんなファンには根強く支持されている青森りんごの代表品種です。 紅玉の特徴として、果肉が緻密で煮崩れしにくく、調理用や加工用に適している。酸味のきいたさわやかな甘みが特徴です。

紅玉
おすすめの食べ方

 太陽の光を十分に浴びて、葉っぱから得た栄養を甘さにして閉じ込めた岩渕農園のりんご。農薬をできる限り減らしているので安心してがりっとできます。

口中に広がるさわやかな甘みとすっきりした酸味をぜひまるかじりで体感してください。

まるかじりでお召し上がり下さい! 試食してみました! サンふじを食べた感想 他のサンふじと違いは? シナノゴールドを食べた感想 他のシナノゴールドと違いは?

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