佐藤農園
佐藤農園

山ぶどうの観光農園を始めて、およそ10年。岩手県九戸郡野田村にある佐藤農園では、養豚をメインに、秋には松茸やぶどう(キャンベル・ナイアガラ)、そして山ぶどうの栽培を行っています。
もともと山ぶどう栽培は趣味で始めたということですが、とにかく研究熱心で、“この仕事が好きなんですよ”と話す佐藤嘉美社長。疲れている時でも、山ぶどうに癒されるから頑張れるのだそうです。

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野田村 佐藤農園

山ぶどう・松茸の産地

岩手県の北東部、太平洋に面した野田村は、人口約4,600人の小さな村です。気候は、夏は「やませ」という冷たく湿った海風が吹くこともあり、冷涼湿潤となりますが、冬は太平洋沿岸部のため、比較的温暖で積雪量もそれ程多くありません。自然豊かな野田村は、日本三大漁場として知られる三陸海岸の豊富な水産資源と自然の山に囲まれた大変恵まれた土地柄です。
野田村の海岸では、江戸時代から製塩が行われてきました。伝統ある天然塩「のだ塩」は、太平洋からくみ上げられた海水を数十時間かけて釜で煮詰めてつくられたミネラルたっぷりのお塩です。刺激的な塩辛さはなく、まろやかな味わいで、お菓子やラーメン、にがりなど、幅広い商品に利用されています。
その他にも、野田湾育ちのホタテやワカメ、ほうれん草や食用菊、山ぶどうなどが特産品として有名です。

日本一の山ぶどう産地

山ぶどうは、北海道、東北、甲信越、中国、四国地方など、日本全国で生産されていますが、岩手県はなんと!栽培面積が全国の5割に達しています。
まさに日本一の山ぶどうの産地なのです。現在、岩手県北・久慈地域では管内4市町村で山ぶどうを栽培しています。中でも、野田村を含む久慈地域は、40haあまりの広大な栽培面積を誇り、岩手県全体の生産量の約4割を占める県内有数の山ぶどう産地です。

佐藤農園がある野田村の根井地区は、和佐羅比山の麓、玉川と安家川に挟まれた深い谷の上(台地)にあり、10年ほど前、その農地を有効活用しようと山ぶどうの栽培がスタートしました。こうして山ぶどうが生産されるようになったわけですが、実際に販売されるようになったのはここ3〜4年の話。まだまだ珍しい山ぶどうですが、最近では10月中旬の収穫時期に“山ぶどう狩り”が行われ、広々とした山ぶどう畑で収穫体験ができます。このモギ採りが大人気で、家族で楽しめるイベントとして毎年にぎわっています。

山ぶどうってどんな果物?

山ぶどうの栄養

山ぶどうは、普通のぶどうに比べ、粒が小さく葉が大きいのが特徴です。小粒の割に、大きめの種がたくさんあるため、可食部が少なく、そこから絞れる果汁も少量なのでとても貴重です。

岩手県沿岸北部地方では、古くから山野に自生する山ぶどうの搾り汁を愛飲する風習がありました。山ぶどうには、体にいい成分が豊富に含まれており、普通のぶどうの約8倍のポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCなど、栄養価が高く、抗酸化作用や糖尿病を抑えるという研究報告もあります。
特に鉄分を多く含むため、滋養強壮、貧血(増血)、疲労回復に大変良いとされ、産前産後の女性の栄養補助食品として愛飲されてきました。

山ぶどうってどんな味?

なんと言っても、山ぶどうは酸味が強いです。ただ、食べてみると意外にも甘酸っぱく、程よい甘みがあるのも特徴です。特に、野田村の山ぶどうは、自生の山ぶどうの糖度約12度と比べると、16〜20度と甘みがとても強く、そのため加工に向いています。
野田村では、三陸沿岸特有の冷涼な気候(やませ)でじっくりと成熟させた山ぶどうを、ジュースやワイン、ジャム、お菓子などに加工して販売しています。シーズン(9月下旬〜10月下旬)には生果も販売されますので、ご家庭でしぼりたてのジュースやジャムを楽しむことができます。
その他、ピューレやアイスクリーム、フルーツソース、酢、ゼリーなどたくさんの加工品があります。

山ぶどうの3品種

山ぶどうには3つの品種があります。酸味が強い「葛巻系」。糖度が高く、甘みがある「野村系」。そして葛巻系と野村系の中間くらいの味で、色々な系統の山ぶどうを一緒にした、酸味も甘みもある「在来系」

「葛巻系」は昔ながらの“酸っぱい”品種で、山ぶどうの特徴であるしっかりしたタンニンと酸味が、果実味あふれる力強いワインやジュースを造り出します。
比較的早い時期に出荷できる「野村系」は、酸味が少なく甘みが強いので、お子様向けにご家庭でジュースにするのがオススメです。野村系は、栽培に手間がかかることもあり、生産農家が少なく、そのため生産量はあまり多くありません。大変貴重な品種とされています。
「在来系」は、甘味と酸味のバランスが程よく、ジュースやジャム、ピューレ、山ぶどうケーキなど加工に向いています。完熟するまで木にならせて収穫したものはワインに加工されます。

ビックリするほど甘い山ぶどう

ビックリするほど甘い山ぶどう

山ぶどうとキャンベル(ぶどう)の交配種『いわき』は、粒が大きく、山ぶどうの酸味とキャンベルの甘さがミックスされているため、さっぱりした甘味で後味も良いです。山ぶどうの酸っぱさが苦手な方でも大丈夫!生で食べられるというのも魅力ですが、ジュースやジャムの加工にも適しています。とにかく甘いため、蜂が食べてしまうほどなんです。

「いわき」は採れる量が極めて少なく、限りがあるため、これまではぶどう狩りにいらした方を中心に提供していました。そのため、一般にはほとんど出回っていない希少な商品です!
期間限定&数量限定ということで、収穫時期の10月中旬ごろには、遠く九州からも注文が入ります。また、毎年必ず購入されるお客様もいるほどの人気商品です。
野田にしかない、珍しい山ぶどう「いわき」をご家庭で味わってみませんか?

肥料について

肥料について

佐藤農園では養豚業も行っているため、肥料効果が高いものを山ぶどう栽培に生かしています。ただ、山ぶどうには、それほどたくさんの肥料が必要ではなく、主に土壌改良剤を使用しています。肥料を多く入れると育ちは良くなりますが、収穫の秋に糖度が上がりにくくなってしまうという問題点があります。肥料をたくさん入れても甘くなるわけではないので、肥料の使い方には特に気をつかっています。
このように佐藤社長の豊富な経験と知識は、あらゆる場面で発揮されています。まさにプロの技が良質の山ぶどうをつくり出しているのです!

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