ヤマトシジミやシラウオでも有名な青森県の小川原湖(おがわらこ)は、八甲田山系の清らかな水が流れ込み、太平洋の海水が行き来する「汽水湖」です。
小川原湖ではかつて、ニホンウナギの漁が盛んに行われ、昭和50年代には90トン以上の水揚げがあり、全国一を誇りましたが、その後、年々減り続け、平成29年には過去最低の540キロにまで落ち込んだそうです。
このため地元の小川原湖漁協ではウナギの幼魚の放流を行っていて、ウナギの資源量は回復傾向にあり、2024年にはおよそ1.9トンの水揚げがあったということです。小川原湖のウナギ漁は6月から9月まで行われています。